誦句と思い出(香里の会:やまさん)

1.甦りの誦句・誓いの言葉・活力吸収法の誦句
  朝礼で唱える誦句である。
  勤めていた会社を定年退職して、2年後に、1年弱の期間、
  中国の企業の品質管理の指導をしていたことがある。
  シンガポール人の友人の引きがあって、一人での指導であった。
  十分な成果を上げられず、不満足な結果で終わった仕事であったが、
  常に、希望をもって、また、誇りを失わず、業務にあたることができた。
  毎朝、この3つの誦句を唱え、体操をし、一人朝礼を行ってから、
  出勤していた。
  日本人として、誠意を持ち、誇りをもって、決して嘘やごまかしは言わないと
  決めていた。
  それを、曲がりなりにも全うできたのは、この3つの誦句のおかげである。

2.力の誦句
  ハワイの行修会に参加したことがある。
  その時、力の誦句の発声を担当した。
  O先生に、念のために誦句集を手に持っておられたらいいですよとの
  指導を頂いた。
  良い思い出である。
 
3.勿倦(うむなかれ) 黒の誦句集の第1頁の天風先生の書である。
  迂闊であった、全くこの文字に、注意していなかった。
  先日、指摘されて気が付いた。
  誠に、倦む勿れである。と同時に、
  今、ここを、常に、大切に味わうことを忘れないことと思う。
  有意注意力をしっかりと身につけたいと思う。
 
4.恐怖観念撃退の誦句
  この誦句は、Oさんと密接に結びついている。
  Oさんが、これ以外の誦句を、暗誦された記憶がない。
  Oさんが来られなくなって、もう随分になる。
  小生は、怖がりなので、なんとか克服したいと、
  この誦句を暗誦するたびに思っている。
 
5.理想の誦句
  この誦句で思い出すのは、Mさんである。
  本当に、この誦句がお好きなのだなと思わせられた。
  Mさんも、もう随分長い間お会いしていない。
 
6.言葉の誦句
  この誦句は、Kさんである。
  あの風貌が瞼に浮かんでくる。
  お会いできなくなった、誠に残念。
 
7.幸福への誦句
  この誦句は、Nさんである。誦句集の中で一番長いこの誦句を、
  淀みなく暗誦された。勿論、他の誦句の暗誦も完璧にされる。
  どうやって覚えられるのですかとお聞きした。
  写真を撮るようにその頁を記憶し、それを読むのですと言われていた。
  異能と思う。
  少し遠方へ引っ越され、なかなかお会いできなくなった。
 
8.思考作用の誦句と心身の完成
  これは、前代表のMさんが、良く暗唱されていた。
 
9.坐右箴言と自己陶冶は、Nさんが、自己陶冶と天風訓言誦句は、Sさん。
  大偈の辞は、Tさん。自我本質の自覚は、もう一人のTさん。もう一人のSさんは、
  運命の誦句かな。Yさんは、順番に毎回新しい誦句を暗誦されている。
  そのほかの方々も、それぞれ特徴ある暗誦をされておられる。
 
  日曜行修会の安定打坐の最後の誦句の暗誦をお聞きしているうちに、
  色々なことが思い出として残ってゆくようです。

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