日々の気付きを顧みる(香里の会:やまさん)

数々ある天風先生の教えの中で、今の時点で、腹落ちし、信念化しているものを整理してみようと考えた。
これは悟りへの一歩だと考えているがどうだろうか。

1.潜勢力
人間には、自分の人生を切り開いてゆくことができる能力がある、
それは、自分でも自覚できていない、いわば潜在する能力、すなわち、潜在能力、誦句で言う潜勢力だ。
潜勢力がある、自分の中で、このことは信念化していると思う。

2.有意注意
これは、常々、失敗が多いので、その通りだと、日々心掛け、そして、時折、いや、しょっちゅう抜けていて、痛い思いをしている。
否応なしに信念化させられた教えである。

3.クンバハカ
この教えも、不器用で、口下手もあって、失敗した思い出が多い小生にとって有難い教えであり、身につけなければと思っている教えである。
ただ、今でも、往々にして、肝心な時に、忘れて出来ていない。

4.安定打坐
これは悟り化されていないが、日々の反省、内省検討の大切さはよくわかっているつもりである。つもりの状態が駄目なのだが。
本当に困ったとき、天啓のように、アイデアがひらめいて、問題解決が出来た経験がある、そういう力が人間には備わっているのだと実感した。
安定打坐はそういう働きも持つと考えている。

5.日常の言行
これは、その通りだと思って、腹に落ちているつもりだった。
 1989年の天安門事件の直後の中国で、中国の企業の品質管理の指導をしていたことがある、
天安門事件の直後の6月上旬に、香港経由で福建省の厦門に入った。数名の乗客だったと覚えている。
指導企業の製品の不良率を下げるのが、主な目標だった。従業員はほとんど20代以下で皆若かった、
当初数か月は、ほとんど成果が上がらなかったが、数か月後、突如、不良が減り始めた、方法は、
パレート図中心の重点品目、重点項目絞り込みであった。中国人リーダーが、その方法を理解し、
改善方法を見つけ出す力がついた、即ち腹落ちしたことが結果に結びついたのだと考えている。
その彼らの理解の底辺に、小生へのある意味での信頼が、生まれてきていたことがあったのかなと考えている。
それは、小生の「日常の言行」を、熱意や苦労を含めて、信頼してよいと思ってくれたからが大きかったのではないかと今、考えている。
仕事以外にも、家庭に招いて御馳走してもらったり、リーダーグループが一緒に遊びに混ぜてくれたりした、彼らの気持ちに十分に気付いていなかったなとため息ついている。
そしていま、「日常の言行」という、この言葉の持つ、大きな意味に気付いている。
ある意味、生き方の悟りの表現そのものだということに。

6.感謝の生活
 この言葉も、その通りだと思って、素通りしていた。
 この言葉について、まだまだ閃き不足、腹落ち不足。まだ取り組み不足。
 食らいついてゆかねばならない。

7.宇宙霊と一体
 これはまだ十分に腹落ちしていない、言わば、そうなんだがという、理解の段階。
 そうだ!!という、閃き、喜びに至っていない。

8.言葉の誦句
 これは信念化していると思う。
 我が舌に悪を語らせない。
 (-)言葉は使わない。
 しかし、まだ骨身に達した感がないように思っている。
 一言以って人を殺すという。従って一言以って人を活かす。
 いまだ、活かす力なし、殺す言葉を吐かぬ決意のみ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です